第12回バレーボール・スポーツ障害セミナー

ウェビナーにて視聴しました。

130名くらいの方が視聴されていたようですが、告知の仕方によってはもっと多くの方が視聴できたと思いました。

バレーボール関係者の方には観て頂きたい内容でした。

以下内容です。

開会の辞 林 光俊 先生〔杏林大学整形外科 非常勤講師〕〔バレーボール選手用医療統括者〕

【講演1】15:20~
<テーマ>『2020オリンピック バレーボールチームの帯同、コロナ対策』

荒木 大輔 先生 『バレーボール Vリーグにおけるコロナ対策』
〔兵庫県立リハビリテーション中央病院 スポーツ医学診療センター センター長〕
〔神戸大学大学院 医学研究科 整形外科 非常勤講師〕

西野 衆文 先生 『日本代表チームの帯同、コロナ対策』
〔筑波大学整形外科 講師〕
〔バレーボール日本代表チームドクター〕

【講演2】16:25~
<テーマ>
『2020オリンピック バレーボール会場におけるメディカルサポート』

今給黎 直明 先生 『ビーチバレーボール会場におけるメディカルサポート』
〔今給黎整形外科クリニック 院長〕
〔ビーチバレーボール選手用医療統括者〕

若林 良明 先生 『有明アリーナにおけるメディカルサポート』
〔横浜市立みなと赤十字病院 手外科・上肢外傷整形外科 部長〕
〔有明アリーナ 会場医療スタッフ〕

コロナ禍にあるためやはりメインの内容はコロナ対策でした。

バレーボールにおけるコロナ対策は他競技に比べどのような感じでしょうか?

室内競技であることを考えると屋外競技よりもより強固な対策が必要と思われます。

トップカテゴリーの実施している対策が、アンダーカテゴリーにおいても大会の時のみならず普段の練習でも徹底されるように協会としての働きかけもあると良いように感じました。

講演2で興味深かったのは、若林 良明先生の『有明アリーナにおけるメディカルサポート』でした。

東京オリンピックでのサポートをご紹介くださったのですが、試合が中断するような外傷は多くが足関節捻挫だったようですね。(8件中7件が?足関節捻挫だったような…。あと男子は1件のみだったかな?)

捻挫が起こり、その処置を日本のトレーナーだけコート外に連れ出し他の国のトレーナーはその場で処置を始めるという文化の違いでしょうか?そのような違いがあったようです。

仮に私がその場にメディカルトレーナーとして居合わせたとしましたらやはり負傷した選手をコート外にまず連れ出しそこで処置します。

試合の進行を妨げることなくということを考慮すると恐らく多くの日本人トレーナーはそうするのではないだしょうか。

若林先生も仰っていたと思いますがそのあたりは審判がはっきりと指示すると良いと思います。

そもそもこの辺りは決まり事としてレギュレーションされていないんですね。

そして負傷した選手がコートアウトした際に多くの人が集まりすぎたりするのはとてもよくわかる光景でした。

高校生の試合会場でも心配もあるのでしょうが、必要以上の人が周りに集まり評価や処置をしにくかった経験が私にもあります。

選手の為にも呼ばれない限り近付かない方が良いかもしれませんね。

今回のような講演も普段はなかなか知ることができないので本当に貴重なセミナーでした。

関係者の方々、告知くださった方々ありがとうございました。

我々いちトレーナーが少しでもこのような情報に触れることによって、アンダーカテゴリーにおいてもどのように取り組むべきかのヒントを頂けると思います。

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